FDR-AX1で記録した映像の編集と配信

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     ソニーの4Kカムコーダー、FDR-AX1が発表されましたが、撮影したものの編集と配信について、もう少し突っ込んで考えてみたいと思います。

    AX1はソニーが提唱する民生向け記録フォーマットであるXAVC Sで、XQDというメモリーメディアに記録されます。
    ソニーの発表では、近くVegasがXAVC Sに対応し、また、XAVC Sでカムコーダーへの書き出しも考えられているようです。
    いずれ、他のNLEメーカーも対応すると思われます。

    この場合、ワークフローは以下のようになります。
    1. AX1でXAVC Sで、XQDに記録
    2. AX1かXQDリーダーライターで、パソコンに取り込み
    3. パソコンのNLEで編集
    4. タイムラインをXQDにXAVC Sで書き出し
    5. 書き出したXQDをAX1で再生
    6. AX1をHDMIで4Kブラビアにつなぐと、ブラビアで視聴可能

    しかし、これでは、自分だけしか見ることはできません。
    他の人に見てほしい場合は、その人がAX1を持っている必要があります。
    4Kテレビを持っていても、AX1を持っていないと再生できません。
    しかもXQDは3万円くらいします。
    簡単にプレゼントする訳にもいきません。
    DVDやBD(Blu-ray Disc)のように、安価なメディアで4Kを記録して配信することが、今のところできないのです。

    例えば、4K対応のBDがあれば良いのですが、そのような話はまだ発表されていません。
    BDの普及が、特に海外で今一つで、4Kへの対応に足かせになっているのかもしれません。
    PS4が発表されましたが、4Kへの対応は明確にされていません。
    BDの規格が決まり、PS4発売時に搭載されるなら、素晴らしいことなのですが。。

    一方、ソニーは米国でFMP-X1という4Kメディアプレーヤーを売り出しました。
    このプレーヤーは、中に2TBのHDDを内蔵しており、ネットを介して映画などの4Kコンテンツをダウンロードします。
    FMP-X1は4Kブラビアと接続して、4K映像を見ることができます。
    (下図 右下の円筒形のもの)



    しかし、先に書いたような、AX1で記録した個人のコンテンツは、現在のところFMP-X1では再生できません。
    将来何らかの手段でネットを介してFMP-X1に配信できるようになるのかもしれませんが、まだそのような情報はありません。
    従って、4K BDにせよ、ネット配信にせよ、個人が編集したコンテンツやパッケージメディアで販売されるコンテンツを配信する手段は、まだ確立されていないのです。

    結局、現在積極的に考えられている4Kワークフローは映画か放送に関してのものです。
    しかし、AX1レベルのユーザーは、業務用として使うユーザーも多いでしょうから、かなり高い割合で編集までやりたいと思っているでしょう。
    このようなユーザーに対し、4Kワークフローと配信のソリューションを提供する必要が、早急に求められると思います。


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