EDIUS7とPremiereProの4K対応

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    グラスバレーのNLE(ノンリニアエディタ)EDIUSの最新バージョン、EDIUS7が発表されました。
    今回のバージョンアップでの新機能、改善点は以下のものだそうです。

    4K編集ワークフローの向上最新フォーマットに対応 (Sony XAVC / XAVC S※、Panasonic AVC-Ultra※、CANON EOS-1D C Motion JPEG) ※カムコーダー発売後に追加されます。
    64bitシステムに最適化し、更なる編集パフォーマンスの向上
    静止画連番の高速読み込み(JPG、TGA、DPXなど)
    新開発のMPEG-2エンコーダー
    更なる最適化と分散処理により高速化したデコードエンジン
    第4世代インテル・Core・ i プロセッサーに対応
    ガウシアンブラーフィルターの搭載
    サードパーティ製I/Oハードウェアに対応 (Blackmagic Design、Matrox、AJA)

    ここでは、今回のバージョンアップで4K編集にどの程度対応できるのか、そして一足先にREDのファイルに対応しているPremierePro CS6との比較を見てみたいと思います。

    まず、対応フォーマットですが、上には Sony XAVC / XAVC S※、Panasonic AVC-Ultra※、CANON EOS-1D C Motion JPEG となっています。
    SonyのXAVC SとPanasonic AVC-Ultraには※がついており、カムコーダーが発売になったら追加とのことです。
    なお、EDIUS6.5では、REDファイルの対応は機能として謳われていましたので、REDファイルに関してはEDIUS7の新機能ではありません。
    お試し版をダウンロードして、MacBook Pro Retina上で動かしているWindows8のプラットフォームで試してみましたが、このようなラップトップPCでもシングルレイヤーではストレスなく動きました。
    さすがに2レイヤーになると厳しく、再生が間に合わなくなります。

    REDのファイルはと言いますと、もちろんオリジナルファイルのままではウンともスンとも言いません。
    しかし、システム設定メニューにある”RED"の項目内に”プレビュー時の画質設定”というメニューがあり、ここで1/4とか1/8などを選択することができます。(写真下)

    ここで1/8を選択するとストレスなく再生でき、2レイヤーでも再生することができましたが、残念ながら1/4では止まってしまいます。
    1/8の解像度でも、再生画はそれほどひどく荒れないので、編集でカットをつないでいくのは問題ありません。

    疑問なのは、この再生時の解像度選択がシステム設定メニューの深いところに置かれていることです。(下図)
    強力なPCでは再生解像度は常にオリジナルで良いのかも知れませんが、多くの一般的な編集用PCユーザーは再生時の解像度を頻繁に変更したいのではないでしょうか?
    また、タイムラインで再生時は解像度が落ちますが、静止した時もそのままで、自動的にオリジナルの解像度に戻ってくれません。
    オリジナルの解像度で確認したいときにいちいちシステム設定メニューに入らなければならないのは、現実的ではありません。

     

    この点、PremierePro CS6は、大変使いやすく考えられています。再生解像度は、モニターウインドウのすぐ下にあり、いつでも再生解像度を変更できる上、タイムラインが停止すると即座にオリジナルの解像度になります。(写真下)
    カット編集時はそれほど解像度は必要なく、それよりもスムースに再生できることが優先され、一方グレーディング時は静止していても良いが解像度は必要ですので、この仕様の考え方は大変意義深いものです。





    また、ビンにREDのファイルをインポートする場合も、PremiereProの優位性が出てしまいます。
    PremiereProCS6ではメディアブラウザーという、エクスプローラーのようなウインドウが開き、REDのファイルが入っているフォルダを選択すると、中に入っているR3Dファイルのサムネイルが表示されます。
    従って、インポートする前にどのようなクリップか確認することができ、必要なクリップだけインポートすることができるのです。
    残念ながらEDIUS7では、WindowsのエクスプローラーからREDのフォルダを開いて、中のR3Dファイルをインポートしますが、サムネイルを見ることはできません。

    そして決定的にPremiereProCS6がEDIUS7に差を付けているのが、現像機能とグレーディング機能の存在です。
    EDIUS6.5でいち早くREDに対応したEDIUSですが、このとき注意書きに”RAW現像は行えません”という注意書きがありました。
    EDIUS7でこれがサポートされることが期待されましたが、残念ながらサポートされなかったようです。

    PremiereProCS6には、REDに対応した現像とグレーディング機能が装備されています。(下図)





    このウインドウはクリップをプロジェクトに登録して、クリップ上で右クリックし、”ソース設定”を選択すると開きます。
    RED RAWに対応しており、外部のグレーディングアプリとのやり取りに、いちいちファイルやEDLを作る必要はありません。
    編集作業の途中でグレーディングをやり直すことも、簡単にできます。

    EDIUS7の特長に”Blackmagic Design DaVinci Resolve とのスムーズな連携”という項目があります。(下図)
    DaVinciとの連携は大変有用な機能ですが、やはりファイルやEDLを一度作らなくてはならない、というのは作業性が大きく損なわれます。
    次期バージョンアップには、現像機能とグレーディング機能を是非入れて欲しいものです。





    残念ながら上記の機能ではPremiereProの後塵を拝してしまった感はありますが、EDIUS特有のサクサク感は4Kでも健在です。
    現像処理を行う必要の無いXAVCや1DCのファイルなどでは、今までどおりストレスの少ない快適な再生と編集作業ができるでしょう。
    REDのファイルを上記のように扱えるようになれば、月額払い制のみになったPremiereProCC(Creative Cloud)に躊躇しているREDユーザーには、かなりうれしい状況になります。
    現EDIUSユーザーとして、強くお願いしたいものです。

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