ブラックマジックの4Kカメラ〜その他の機能

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    さて、この”ブラックマジック プロダクションカメラ4K”(以下勝手にBMPC4Kと呼びます)ですが、一気に4Kへのハードルを下げてしまいました。
    個人レベルのクリエーターでも、まるで5DMK3を買うのと同じような感覚で4Kカメラを買うことができるのです。

    REDもSCARLETは当初これくらいの価格を予定していました。
    それは2/3"撮像素子を持ち、固定レンズでしたが、その後商品として正式に発表されたものはsuper35mm撮像素子を持ち、レンズ交換可能な現在のスタイルでした。
    結局$4,000よりずっと高い価格で発表、発売された経緯がありますが、このBMPC4Kにより、REDも対策を考える必要が出てきたのではないでしょうか。

    4K対応でこのBMPC4Kに近いカメラと言えば、キヤノンのEOS1DCとSCARLET-Xですので、この3機種を比べて見ましょう。



    *SCARLET-Xの価格にはBRAINとSIDE SSD(スロット)とSIDE HANDLEが含まれます。

    こうしてみてみると、これら3機種のコンセプトの違いが分かります。(こうしてみなくても分かるかもしれませんが。。)

    まずBMPC4Kですが、このカメラの優位性はなんと言っても40万円で買える4Kカメラ、という位置付けでしょう。
    しかも、ちゃんと!Super35mmセンサーを採用、グローバルシャッターというサプライズも付いています。
    記録もきちっとRAWとProResです。
    安価ながら、スペック的には手を抜いていない4Kカメラです。
    注意点としては4K最大解像度が3840x2160ということです。
    これは別にDisadvantageではなく、ターゲットマーケットを考えた上での仕様と思いますが、フル4K(4096x2160)が必要なユーザーは知っておくべきでしょう。
    そして、BMPC4Kが他の2機種と全く異なる点が、静止画は撮れないことです。
    他の2機種は方向が異なりながらも、静止画も意識した4K動画カメラというベクトルは同じです。
    しかし、BMPC4Kは静止画ユーザーを対象にしていません。

    次にEOS-1DCですが、このカメラは静止画側から動画に来たもので、静止画機能は完璧です。
    従来の静止画撮影のスタイルを重視するなら、このカメラが最適です。
    更に、3機種中唯一、使用している撮像素子は35mmフルサイズで、静止画撮影時とHD撮影時は35mmフルサイズカメラとして使用できます。
    また、1DXのボディをそのまま流用していることにより、3機種中では最も小型軽量ですので、機動性は申し分ありません。
    一方、4K動画時は撮像素子をAPS-Hサイズで切り出して使いますので、画角は静止画やHDに比べ1.3倍テレ側にシフトしてしまいます。
    また、4K記録時のフレームレートは24pしかサポートしていませんので、PAL圏用に25pで撮るとか、30pで撮るとかはできません。

    最後にSCARLET-Xですが、このカメラの立ち位置は、各フレームレートに対応したフル4K動画と静止画が撮れるカメラ、といったところでしょうか。
    BMPC4Kのように圧倒的に安価でもなく、1DCのように圧倒的に小型軽量でもなく、圧倒的な他の2機種に無い機能を持っている訳ではありません。
    5Kで撮れる、と言ってもまっとうな動画は撮れない訳ですから。
    また、静止画も撮れるといえども、まだまだ完成の域に達しているとは言えないでしょう。

    こうしてみると、この2機種はSCARLET-Xの好敵手になると思われます。
    上記のスペック比較からだけで言うと、静止画も撮れて、4K/30p(あるいは25p)動画が撮れるというのがSCARLET-Xのウリになります。

    まあ、そうは言っても、まだBMPC4Kの画質がどんなものか分からない訳ですし、その他のいろいろな要素も選択理由になりますので、上記比較だけで優劣が決まるわけではありません。


    最後にBMPC4Kの気になる点と要望を書いておきます。

    まず、これはよく言われていることのようですが、どこを持てばよいのか分からない、という点。
    確かにデザインはシンプルでよいのですが、あまりにつるんとしていて、まさにとらえどころがありません。
    私もBMCCを持ってみたのですが、思わず下から支えました。
    実際のシューティングスタイルでは、リグなどをつけるのでしょうが、できるだけ何も付けたくないカメラマンもいます。
    せめて気の利いたハンドルをつけてもらえると嬉しいですね。

    もう一点は、ボタンが無く、操作は全てタッチスクリーンだと言う点。
    これもデザイン的にはすっきりするのですが、やはりメカのボタンは欲しいところです。
    5個ぐらい自由にアサインできるボタンがあれば、格段に操作性が向上すると思います。

    最後の点は、バッテリーです。
    BMCCもそうでしたが、バッテリーははめ殺しで交換することができません。
    内蔵バッテリーは約90分持つそうですが、このバッテリーが無くなったら、撮影も終了。
    って訳には行かないので、外部バッテリーが必要になります。

    もしリムーバブルバッテリーなら、バッテリーを交換して撮影中に、空になったバッテリーを充電しておくことができるわけで、時間を無駄にすることがありません。

    あと、願わくば、モニターを可動式にしてくれると、撮影姿勢が楽になるのですが。。
    キヤノンも高級カメラではかたくなに固定式を守っていますが、やはり可動式の楽さは大きいですね。

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