SCARLET-Xとは

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    では、SCARLET-XとRED社のラインアップについて、少し書いてみたいと思います。

    SCARLET-Xは米国のRED DIDIRALCINEMA社が発売している4Kシネマカメラです。
    RED社は2005年に突如現れたカメラメーカーで、創始者ジム・ジャナード氏は、大リーグのイチローも使用しているサングラスのメーカー、オークリーを売却して得た資金で、RED社を創設した話は有名です。
    彼は、残りの人生をシネマカメラに賭けるという情熱をもってRED社を作り、そのユニークなコンセプトとカリスマ性で一躍有名人になりました。

    当然発表される商品もユニークなもので、その第1弾となったRED ONE(写真右)は、いきなり4K映像をRAW記録するという、相当にぶっ飛んだ技術で業界の注目を集めました。
    実際RED ONEは多くの映画監督に認められ、多数の映画作品を生み出しました。

    RED社の第2弾がEPIC(写真下左)とSCARLET(同右)です。
    EPICは上位機種で、パッケージ価格にして500万円程度、SCARLETはやはりパッケージ価格で200万円程度です。
    両者の違いはハイスピード記録(HFRと言って、滑らかなスローモーションが得られる機能)の範囲だけで、センサー、即ち画質は変わりません。



    といっても、HFRは大きくハードウエアにかかわる機能ですので、これくらいの価格差になってしまうようです。
    もちろん両者とも4K記録ができますし、RAWで記録するのも同じです。

    それどころか、両機とも、実は5K(5,120x2,700)でも記録できます。
    SCARLETは5Kでは12fps(フレーム/sec)までですが、EPICでは120fpsで記録できます。
    これは24pで再生すると、1/5倍速の滑らかなスローモーションが得られることになります。
    圧縮しているとはいえ、RAW映像をこのスピードで記録する訳ですから、それはもう大変なことです。

    ところで、4Kの映像を作ろうとしているのに、なぜ5Kまで必要なのでしょうか?
    それはREDのコンセプトDSMC(Digital Still Motion Camera)に理由があります。
    DSMCとは動画は静止画の集まりによってできているものだから、動画の中から最良の1枚をピックアップすれば最良の静止画が得られる、という考え方です。

    え、それなら自分のデジカメやハンディーカムでもできるよ?と思われるかも知れませんが、REDが言っているのは静止画の解像度と同じレベルの解像度を持った動画です。
    ハンディーカムやデジカメの動画は静止画と違って、フルハイビジョン程度の解像度(200万画素程度)しかないのです。
    200万画素と言えばiPhone5の写真の1/4程度の解像度ですので、写真と呼ぶにはあまりにお粗末なものです。

    SCARLETやEPICは、そうではなくて、静止画、それも高級一眼レフと同じ解像度で動画を記録しているわけです。
    SCARLETでは5Kモードでは12fpsしか記録できませんので、完全な動画にはなっていませんが、ここから写真として1枚ピックアップするという意味では、一眼レフの超高速連写のようなものです。

    フィルムのシネマカメラはまさに写真を1秒間に24コマ写していたわけですから、EPICやSCARLETはフィルムカメラをデジタルで再現しているわけですね。

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