SCARLET DRAGON

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    RAGONセンサーが搭載されたSCARLETが発売されました。
    DRAGONセンサーですので6Kです。
    先にEPIC DRAGONが発売されていますが、これのSCARLETバージョンの位置付けです。
    なお、名称はSCARLET-X RED DRAGONというのが正しいようですが、以下SCARLET DRAGONとしています。
    では、SCARLET-XとSCARLET DRAGON、そしてEPIC DRAGONの比較をしてみましょう。
     
    SCARLET-X SCARLET DRAGON EPIC DRAGON
    イメージセンサー MYSTERIUM-X DRAGON DRAGON
    総画素数 5120x2700 6144x3160 6144x3160
    有効画素数 5120x2700 6144x3160 6144x3160
    撮像サイズ 27.7(横)×14.6(縦)×31.4(対角線)mm 30.7 (横) ×15.8 (縦) ×34.5 (対角線) mm 30.7 (横) ×15.8 (縦) ×34.5 (対角線) mm
    ダイナミックレンジ 13.5stops 16.5stops以上 16.5stops以上
    最大記録
    フレームレート
    5K:12fps
    4K:30fps
    3K:48fps
    HD:60fps
    1K:120fps
    6K:12fps
    5K:48fps
    4K:60fps
    3K:75fps
    HD:120fps
    6K:100fps
    5K:120fps
    4K:150fps
    3K:200fps
    HD:300fps
    重さ 2.3Kg 2.3Kg 2.3Kg
    価格
    (BRAINのみ)
    ¥1,132,920 ¥2,067,120 ¥4,134,240

    まず、イメージセンサーですが、EPIC DRAGONと同じものを採用しており、6144x3160の約2000万画素のセンサーです。
    5DMK3が、5760×3840の約2200万画素、ニコンD800が7360×4912の約3600万画素ですので、画素数に関しては、やっと高級一眼レフに追い付いたところでしょうか。
    しかし、この解像度でSCARLET DRAGONは12fps、EPIC DRAGONでは100fps撮れるのですから、数枚程度しか連写できない静止画カメラとは比べ物になりません。

    撮像サイズはDRAGONセンサーでは30.7 (横) ×15.8 (縦) mmとなっており、27.7(横)×14.6(縦)mmのMYSTERIUM-Xセンサーから多少大きくなっています。
    APS-Cが
    22.5×15mm、APS-Hが28.7x19mm(Canon)、35mmフルサイズが36x24mmなので、DRAGONセンサーはAPS-Hよりも横幅は多少大きいということになります。
    従って、SCARLET-XとSCARLET DRAGONでは、多少画角が異なり、SCARLET DRAGONの方がワイド寄りになります。

    DRAGONセンサーは6Kというイメージが先に来るため、どうしても解像度の向上が取り上げられますが、ダイナミックレンジが向上しているのも大きな特長です。

    さて記録ですが、SCARLET DRAGONは6K動画は12fpsまでしか記録できません。
    6Kセンサーを持っていながら6Kで撮影できないのは、何とももったいない感じがします。
    EPIC DRAGONが6Kで100fpsをも実現しているのですから、SCARLET DRAGONは30fpsまで持たせても良かったのではないかと思います。(まあ、そうであっても買えませんが。。)

    最後に価格ですが、SCARLET DRAGONはSCARLET-Xに対して93万4千円程度高価です。(BRAINのみの価格)
    また、SCARLET-Xユーザーにはアップグレードの道が用意されていて、SCARLET DRAGONへは¥1,316,700、EPIC DRAGONへは¥2,633,400となっています。

    Motion Mount

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      REDからMotion Mountというアクセサリーが発売されました。
      これはNABで発表されたもので、このマウントをSCARLETやEPICに装着すると、次の3つの効果があるというものです。

      ・連続可変NDフィルター
      ・グローバルシャッター
      ・ソフトシャッターフィルター

      何か、魔法のようなアクセサリーですね。
      特にこのマウントに交換するだけで、カメラがグローバルシャッター仕様になると言うのですから、大変なことです。

      ローリングシャッター現象とか、フォーカルプレーン現象という言葉を聞いたことがあると思います。
      例の、電車が菱形になってしまう現象といえば分かり易いかもしれません。
      これは、CCDでは発生しなかったのですが、CMOSで発生する現象です。
      CMOSが映像をキャプチャー(撮像)するとき、CCDのように画面上の全ての撮像素子をいっぺんに取り込まないで、上から順に取り込むことが原因です。
      そのため、一番上の撮像素子を取り込んだタイミングと、一番下の素子を取り込んだタイミングが異なっているのです。
      その結果、走る電車が菱形になります。

      CMOSのビデオカメラで撮影中、ストロボが焚かれたときも、問題が発生します。
      CCDではストロボが光ったフレームは画面全体が白くなったのですが、CMOSでは画面の一部が白くなります。
      即ち、画面の上半分と下半分で画面の明るさが異なり、境界が目立ってしまうのです。
      記者会見のようにストロボが連続して焚かれると、大変見難い画面になります。
      ソニーのサイトに説明がありましたので、引用します。
      http://www.sony.jp/products/Professional/c_c/hdv/support/info/technical_01.html



      これを解決するため、グローバルシャッター機能をCMOSに搭載します。
      シャッターと言っても、ビデオカメラの場合は、スティルのカメラのようにメカニカルなシャッターがあるわけではありません。
      CMOS自体が電子的なシャッターを持ちます。
      このグローバルシャッター機能により、CMOSは全画素同時露光されます。
      これにより、走っている電車は菱形になることはありません。

      カメラに搭載されているCMOSは、そう簡単に取り替えられるものではありませんので、従って、搭載されるCMOSによって、カメラのグレードが決まっていました。
      もちろんグローバルシャッターを持つCMOSのコストは高く、それが搭載されているカメラの価格も高いものになります。
      例えば、ソニーのシネマカメラPMW-F5は通常のCMOS搭載ですが、F55はグローバルシャッター付CMOS搭載機です。
      そして、その価格差は100万円以上あります。
      グローバルシャッターを搭載したカメラは、まだまだ庶民には手の届かない、高価なものだったわけです。

      しかし、REDのMotion Mountは、マウントを交換するだけで、グローバルシャッターカメラに生まれ変わるのです。
      価格は通常のTI CANON Mountが¥264,600に対し、Motion TI CANON Mountは¥515,550です。
      差額約25万円でグローバルシャッターが手に入ります。
      当然、今まで使っていたSCARLETやEPICはそのまま使えます。

      そしてこのマウントは、連続可変できるNDフィルターも付いています。
      今までの多くのビデオカメラは、NDフィルターが内蔵されていましたが、1/4、1/16、1/64などと段階的なものでした。
      しかし、Motion Mountに搭載されているNDフィルターは、連続可変です。
      SCARLETもEPICもNDフィルターは内蔵されていませんでしたから、レンズの前にNDフィルターを着脱する必要がありました。
      そのため、レンズのフィルター径に合ったNDフィルターを幾つも持ち歩く必要があったのです。
      しかし、Motion Mountにより、その面倒から開放されます。

      最後に、ソフトシャッターフィルターですが、これにより、動きの激しい被写体のモーションブラーや、電灯やテレビ画面のフリッカーを低減させることができます。(REDのサイトから引用)
      カメラをパンしたときのボケも軽減します。



      ということで、Motion Mountはかなり魅力的なアクセサリーといえます。
      しかし、残念ながら、現在TI Mountにしか設定されていません。
      安価になったとはいえ、新たに購入すると50万円以上の出費になります。
      Motion AL Canon Mountが発売されると良いのですが。。
       

      SCARLET-Xのオートフォーカス

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        プロのビデオカメラマンはあまりオートフォーカスを使用されないと思いますが、あると便利なのも確かです。
        4Kのように解像度が高くなると、フォーカスが格段にシビアになります。
        現場ではフォーカスが合っていると思っていても、大画面で見ると、わずかにずれていたりするからです。
        特にラージセンサーを使用した、被写界深度の浅いカメラでは、フォーカスミスの危険性が高まります。
        映画撮影のように、スタッフも時間も余裕がある場合は、メジャーで実際の距離を測って、フォーカスを割り出すことができますが、そのような環境に無い場合、オートフォーカスは有用なサポートになります。
        もちろん、オートフォーカスを過信すると、思ったところに合焦してなくて、痛い目に遭うこともありますので注意が必要です。

        さて、SCARLET-Xは使いたいレンズによって、マウントを選ぶことができます。
        というか、レンズマウントはオプションで、何かを選ばなければなりません。
        マウントは、キヤノン、ニコン、ライカ、PLの各マウントから選べます。
        レンズマウントはSCARLET-X本体、いわゆるBRAINと一緒にオーダーすると、装着された状態で送られてきますが、BRAINは持っていて、レンズマウントだけオーダーするような場合は、自分でマウント交換することもできます。


        レンズマウントオプションの"DSMC Canon Mount"を装着すると、オートフォーカスを含めキヤノンEFレンズをコントロールすることができます。
        これは当たり前のように思われますが、残念ながら、ブラックマジックデザインのシネマカメラや、本家キヤノンのC300などはEFレンズのオートフォーカスはコントロールできないのです。

        SCARLET-XのオートフォーカスはFOCUSメニューから選択することができます。



        メニューの中には、Modeとして、
        ・Manual
        ・Confirm
        ・Single
        ・Continuous
        ・Touch Truck
        ・Rack


        更に、Enhanced A/FのON/OFF、

        そして、Zonesとして、SpotとCenterが選べます。
        Center(下右)はマーカーが中央固定で、少し大きめの四角、Spot(下左)は小さい四角で、こちらはフォーカスを合わせたい位置に移動することができます。
        マーカーを移動する場合は、下向きのキーを押すと、四角の線が太くなり、移動できることを示します。



        それでは、Modeから見ていきましょう。
        Manualは文字通り、完全なマニュアルオペレーションになりますので、オートフォーカスは動作しません。

        Confirmは、オートフォーカスではないのですが、マニュアルでフォーカスリングを操作するとき、合焦が近くなるとマーカーの色が赤から黄色に、そして完全に合焦すると緑に変わります。
        なお、Confirmだけは、もしEnhanced A/Fにチェックがついていれば、Confirm Styleで選んだマーカーの形状が反映されます。
        これにはCercle、BarとPieの3種類があります。



        Cercleは合焦が近くなるとサークルの大きさが小さくなり、同時に四角の色が黄色になります。
        完全に合焦するとサークルは最小になり、四角が緑になります。
        Barは右の縦長の四角が、合焦に近づくにつれて下から塗りつぶされてゆき、棒グラフの高さが上がっていくイメージになります。
        最後のPieは合焦に近づくにつれ、パイチャートが塗りつぶされてゆきます。
        ここはずいぶん力が入っているように見えますが、映画撮影などで使われるフォローフォーカスシステムで詳細にフォーカシングする場合、有用と考えられます。

        Modeに戻って、次はSingleです。
        手軽にオートフォーカスを使う場合、多分、これが一番適当と思われますが、オートフォーカスボタンを押すと、一回だけオートフォーカス動作を行います。
        いわゆるワンショットオートフォーカスです。
        なお、上のオートフォーカスボタンというのは、特にそのようなボタンがあるのではなく、オートフォーカストリガーの機能を任意のボタンにアサインします。
        SCARLETにはBRAINやSIDE HANDLE、SSD MODULEやMONITORに多くのボタンが用意されていますが、これら全てのボタンに任意の機能を割り付けることができます。
        合焦はオートで行われ、多少ウォブリング(行ったり来たり)して合焦します。
        合焦すると、マーカーの四角が緑になります。
        合焦のスピードは、残念ながらそれほど速いものではありませんが、2〜3回のウォブリングで合焦します。
        また、合焦ミスは通常の画面では、ほとんど起こりません。
        画面が暗かったり、判断できるエッジがなかったりすると、迷った末合焦しないで終わります。

        Continuousは、連続してオートフォーカスを実行し続けます。
        オートフォーカスの対象が移動し、これを追いかけているときなどに便利ですが、合焦動作はその都度行われますので、即ち、ウォブリングが起こりますので、連続した画としては使えないでしょう。
        1/3インチ程度のイメージセンサーを使ったハンディーカメラでは、オートフォーカスモードといえばこのモードになります。
        即ち、このようなハンディーカメラでは常にオートフォーカスしていますが、フォーカシングが速いので、フォーカシング中の画も使えますが、SCARLETとEFレンズの場合はどうしてもウォブリングが発生してしまい、フォーカシング中の画を使うことは難しいでしょう。

        Touch Truckは動く対象被写体をタッチスクリーンでなぞることにより、フォーカスを維持する、という機能のようですが、これもContinuousと同様、フォーカスを合わせるごとにウォブリングしますので、連続した画としては使えないようです。

        最後のRackは、2ヶ所のフォーカスポイントを切り替えてオートフォーカスするモードです。
        モニター上に四角のフォーカスカーソルがAとBの2個出てきて、任意の位置に置くことができます。
        下矢印ボタンを押すとAとBが交互に選択され、自動的にオートフォーカスされます。
        2人の人物が会話しており、話している方にフォーカスを持っていく、というような場合を想定しているのかもしれませんが、残念ながらこれもウォブリングが発生しますので、難しいでしょう。
        もちろん、合焦した画だけ使うのであれば、いちいちフォーカスリングでマニュアルフォーカスする必要が無く、大変便利です。

        最後に、フォーカスメニューにMonitorという項目とFrequencyという項目があります。
        MonitorメニューではHDMIかSDIを選択することができ、選択した出力にフォーカスカーソルの四角が出力されます。
        ただし、Enhanced A/Fにチェックが入っている場合は出力されません。
        また、現在は60Hzの出力の場合に限られるようで、Frequencyメニューでは60Hzしか選べません。

        以上、SCARLET-Xのオートフォーカス機能を見てみましたが、このようにかなり充実した機能があります。
        冒頭にも書きましたが、ラージセンサーのカメラでは被写界深度が浅く、フォーカスにはかなり神経質になります。
        オートフォーカスは安易に信用すべきではありませんが、SCARLETのオートフォーカスは理解して使えば、精度は十分信用できるレベルにあります。

        また、オートフォーカス以外にも、フォーカスアシスト機能がいろいろありますので、これらについても別途ご紹介したいと思います。

        RED Dragonセンサー発表

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          NAB2013でREDが従来のイメージセンサーMysterium-Xに代わる新しいセンサー、Dragonを正式発表しました。(REDのカメラに使用されるイメージセンサーには、このようなニックネームが付いています)

          一言で言えば、素子数が増えたということで、従来のMysterium-Xの最大解像度が5K(5120x2700)であったのに対し、今度のDragonは6K(6144x3160)とのことです。
          この5Kとか6Kというのは、横方向の素子数を表しており、現在のHDが1920(約2K)、これから始まろうとしているのが3840(あるいは4096)で4Kです。
          これに対しREDはMysterium-Xでも既に5Kだったものが、今度は6Kだ!といっているわけです。
          (NHKは8Kだ!と言ってます。。)

          ということで、REDのイメージセンサーは多画素化に向かっています。
          では、多画素にするとどのようなメリットがあるのでしょうか?
          REDのサイトを見ると、

          When outputting 6K files to 4K or HD, your image will appear more refined and detailed compared to those captured at lower resolutions.

          6Kで撮って4KとかHDにダウンコンバートしたほうが、低解像度で撮るよりも画質が良いのだ、と言っています。
          確かにSCARLET-Xの4Kで撮ってHDで書き出した画は、すばらしい解像感です。
          6KからHDに落とすと、もっとすごいのかもしれません。
          ソニーやブラックマジックやキヤノンが4K映像は4Kセンサーで撮る方向に対し、REDは多画素で撮ろう、ということです。

          一方静止画の画質向上の狙いもあると思われます。
          REDはDSMC(Digital Still Motion Camera)のコンセプトのもと、EPICもSCARLETも静止画も撮れる動画カメラという位置付けで売り出しています。
          そこでスチルカメラとして考えると、Mysterium-Xは5120x2700=13,824,000ですから、約1380万画素です。
          しかし、キヤノン5DMK3は2230万画素、ニコンD800は3600万画素です。(いずれも35mmフルサイズ)
          Super35mmとほぼ同じ大きさのAPS-Cセンサー機で比べると、キヤノン7Dが1800万画素ですが、これにも勝てていません。
          今回Dragonセンサーでやっと1900万画素になったわけですが、DSMCと謳っている割には、まだ少し寂しい感じです。

          さて、動画に話を戻します。
          このDragonセンサーを搭載したEPICでは、

          1-100 fps 6K
          1-120 fps 5K, 4.5K
          1-150 fps 4K
          (3Kと2Kは略)

          で撮影できます。

          この意味は、6K撮影時には最高100fpsで記録できると言うことです。
          同様に4K撮影時には最高150fpsで記録できます。
          解像度が低い分、データ量が少なくなりますので、より高速撮影ができるわけです。

          そうやって撮影したファイルを24pで再生すると、なめらかなスローモーションが得られます。
          例えば6Kの解像度時100fpsで記録したファイルを24pで再生すると、約1/4倍速のスムースなスロー映像が撮影できます。
          同様に4K撮影時なら、24p再生でで最大約1/8倍速のスムーススロー映像が撮影できます。
          ちなみに、6Kの解像度時100fpsで記録したファイルを30pで再生すると、約1/3倍速のスロー映像が撮影になります。
          フィルムカメラで高速にフィルムを走らせて撮る手法をオーバークランクと呼びましたが、原理的にはアレと同じです。

          さてDragonのこのスペックがどれほどのものか比べてみますと、ソニーのF55が4K撮影時に60fpsまでですので、こちらは24p再生時で1/2.5倍速のスローとなりなす。
          DRAGOBセンサーは4K時は150fpsですので、そのすごさが分かります。

          ただ、注意しなければならないのは、REDのカメラでは6Kの場合はセンサーサイズいっぱいを使いますが、4Kの場合は、使うエリアが小さくなることです。
          即ち、折角Super35mmサイズのセンサーを持っていても、4Kでは使う範囲が小さくなり、明るさ的に不利となりますし、画角も変わってしまいます。
          まあ、同じセンサーサイズ(Super35mm)で撮影する場合でも、100fps記録ができるので、スペック的には勝っています。

          さて、SCARLETユーザーはDragonセンサーにアップグレードするメリットはあるでしょうか?
          Dragon SCARLETのスペックは、

          60fps 5K (including anamorphic 5K)
          75fps 4K
          (3Kと2Kは略)

          です。
          Mysterium-Xでは、5K撮影時は12fpsでしたので動画では使えなかったのですが、Dragonセンサーでは5Kを動画で使えることになります。
          また、5K記録時でも60fpsで撮れますので、24p撮影時では1/2.5倍速の美しいスローができます。
          同様に4K撮影だと1/3倍速です。
          ハイスピード撮影がしたかったというSCARLETユーザーには朗報です。

          ただし、お値段は、

          Upgrade to EPIC-X for $9,500
          After Upgrading to EPIC-X, get an EPIC DRAGON for an additional $9,500
          Upgrade to SCARLET DRAGON for $9,500 with lower specs

          SCARLETをDragonセンサーにアップグレードするだけなら$9,500だけど、$19,000(=$9,500+$9,500)出すならDragonが付いたEpic-Xまでアップグレードできますよ、ということです。
          100万〜200万円近い金額を出してのアップグレードですが、やはりスローモーションの必要性によります。
          なお、ダイナミックレンジも改善され、13.5stopから16.5stopになります。(EPICでは記載されていますが、SCARLET Dragonでは記載されていません)

          値段はともあれ、センサーまでアップグレード対象にするという姿勢は、今までのメーカーとは大きく異なり、REDのユーザーに対する姿勢が分かります。
          NABでは、実際のアップグレードの様子を見せるブース展示がされたそうですが、こんな展示も今までには無かったことです。

          SCARLET-Xの組み立て(7)

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            さて、いよいよSCARLET-X箱開けの儀も最終回です。
            今回は、REDMAG(SSD)をパソコンに取り込むための、リーダー(RED STATION REDMAG 1.8")を取り上げます。

            ちなみに、REDのカメラで使用する記録メディアはREDMAG1.8"SSDだけでなく、CFや違ったサイズのSSDもあります。
            そして、それぞれのメディアに対して、リーダーが用意されています。

            SCARLET-XのSSD SIDE MODULEでは、REDMAG 1.8"のSSDが使用されますので、これ用のリーダーが必要になります。
            SCARLET-X AL CANON MOUNT COLLECTIONをオーダーすると、RED STATION REDMAG 1.8"が付いてきますので、間違うことはありませんが、単独で購入する場合は、注意が必要です。

            RED STATION REDMAG 1.8"は、BRAINやLCDモニターとは違ったタッチの、更にコンシューマーっぽい?箱に入っています。



            中にはRED STATION本体とUSBケーブル、eSATAケーブル、Firewire800用ケーブル、他のRED STATIONとの接続用ケーブルが入っています。
            また、バスパワーでは動きませんので、ACアダプターも付属しています。
            下の写真の右上にあるのはゴム足です。



            ちょっと驚くのは、静電気に注意、という注意書きが入っていて、静電気防止リストバンドをつけて取り出してください、なんて事が書かれています。



            静電気に弱いパーツが使われているのでしょうが、リーダーを取り扱うのに、いちいちリストバンドをしないといけないなんて、ちょっとどういう設計思想なのか分かりません。
            一応体の静電気を逃がしてから取り出しましたが、今後、RED STATIONに手を触れる前にいちいち静電気を気にしなければならないということでしょうか。。
            (その後、特に気にせず、普通に取り扱っていますが、特に問題は出ていません)

            REDのプロダクトはデザインがイカツイので、いかにもヘビーデューティーな使用にも耐えるというイメージがしますが、以前書いた、モニターのガラス面がBRAINに当たりそうとか、REDMAGの取り扱いとか、このRED STATIONの静電気対策とか、繊細な取り扱いが強いられるような気がします。

            さて、このRED STATIONですが、USB3.0はサポートされていませんので、PCとの接続はeSATAかFirewire800での接続が早そうです。
            私の自作PCにはeSATAアダプターを付けていますので、ちょうどこれが使えました。

            RED STATIONのリアパネルには小さなパワースイッチが付いていて、これでメインパワーをON/OFFします。



            RED STATIONはホットプラグに対応していません。
            即ち、パワーオンしたままメディアを抜き差しすることはできません。
            メディアを抜く前には、パワースイッチをOFFし、メディアを抜きます。
            また、差し込むときは、パワースイッチをOFFしたままメディアを挿入し、その後ONします。

            ただ、私のPCとRED STATIONでは、メディアを差し込んだ後パワースイッチをONしてもメディアを認識しませんでした。
            それで、メディアを抜き差しするときは、常にPCをシャットダウンしています。

            記録されているファイルが読み出せなくなるという最悪のリスクをできるだけ小さくするために、極力慎重な取り扱いをしていますが、このあたりも、見かけによらず繊細な機械です。

            ところで、RED STATION REDMAG1.8" は、金属製のがっしりした、いかにも高級感あふれる作りで、見るからに高そうですが、価格は$250です。
            日本円にして約22,000円くらい(RED Japanで購入すると31,500円)です。
            この価格、MicroP2のリーダー/ライター(35,400円)、XDCAMのリーダー/ライター(31,800円)F55用のリーダー/ライター(59,800円)と比べると、結構良心的な価格付けです。(国内の価格付けが高いですが。。)

            まあ、筐体が金属製かプラスチックかはどうでもよいことですが、このどうでもよいところに、わざわざコストのかかる金属を使うあたり、REDのこだわりを感じます。
            ただし、パナソニックやソニーのものがUSB3.0に対応しているのに対し、RED STATION REDMAG1.8"はUSB2.0のままというのは、ガクッときますが。。

            モニターフード

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              REDのアクセサリーは、リグから、Tシャツ、帽子に至るまで、すごい充実度なのですが、なぜか用意されていてもよさそうなのにされていないのがモニターフードです。
              RED TOUCH 5.0" LCDディスプレイは、やはり明るい屋外で使うと見にくいですので、このようなシチュエーションでは、必須のオプションになるでしょう。

              前にも書きましたが、REDのモニター用フードは、HOODMANというサードパーティーから発売されています。$69.99です。
              もう一度、URLを着ておきます。

              http://www.hoodmanusa.com/products.asp?dept=1062

              日本ではKPI(ケンコーデジタルイメージング)社がフードマンを取り扱っています。

              http://www.kenko-pi.co.jp/2013/03/22/Hoodman_catalog_A4.pdf

              5.0"のほうはカタログには載っていませんが、ご興味のある方は問い合わせてみてください。

              で、私は自作してみました。





              これで屋外でも見やすくなったのですが、問題はタッチスクリーンでの操作です。
              メニューがディスプレイの上部に並んでいるので、指をここに持っていくにはフードが邪魔になってしまします。

              私の場合は、タッチスクリーンはほとんど使わず、サイドハンドルで操作しますので、大きな問題ではないのですが、タッチスクリーンでの操作がメインの方は確認してから購入されるのが良いでしょう。

              SCARLET-Xの組み立て(6)

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                これでカメラは完成したわけですが、カメラのリア側はコネクタがむき出しになったままです。
                これは、この部分にRED BRICKという大き目のバッテリーを取り付けるためのアダプターを取り付けたり、RED MOTEというリモートコントローラーを取り付けたりするためのコネクタです。



                しかし、これらのアクセサリを使わないユーザーでは、この部分は、コネクタを含めてむき出しになったままになります。
                これをカバーするアクセサリーが用意されています。
                それが、REAR MODULE CAP($20)というもので、プラスチックでできたカバーです。



                これで安心なのですが、ちょっとチープな感じですね。
                固定の方法も、コネクタの部分にプラスチックの凸部を差し込んで固定するだけで、ねじ止めするわけでもありません。
                従って、何かの拍子にはずれてしまうかもしれません。

                全体的にガッチリした作りのSCARLETにあって、この部分、ちょっと手を抜きすぎ、という感じがするのですが。。


                SCARLET-Xの組み立て(5)

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                  SCARLET-Xの箱開けの儀、今回は記録メディアです。

                  SCARLET-Xの記録メディアはREDMAG 1.8"と言う名のSSDです。
                  汎用のSSDが使えるわけではなく、REDの専用品で、REDのロゴも大きく入っています。



                  SCARLET-X AL CANON MOUNT COLLECTIONには64GBが1個含まれていますが、今回は128GBのものを2個導入しました。

                  記録時間は64GBを使用した場合、4K/24p/8:1で、約30分です。
                  これでは、記録時間が全く足りませんので、128GBを2本、即ち、上記の条件では2時間記録できるようにしました。
                  2本に分けたのは、バックアップも含めた考えからです。

                  ただ、結構高価です。
                  64GBでも$725もします。
                  128GBは$1250。
                  日本円にしてざっくり10万円です。
                  通常のSSDだと約半値で購入できますが、まあ、4Kを安定して記録するためには、REDが保証するSSDが必要なのでしょう。

                  確かに、EPICでは5K/120pまでHFR記録するわけで、この記録レート(どれくらいになるのでしょうね?)でも問題なく記録するためには、最高級品のSSDが必要ということなのでしょうね。
                  それにしても、こんな板が10万円!?と思ってしまいます。
                  今回はセットで購入したので、えいやっ、と買ってしまいましたが、改めて1個購入するとなると、躊躇するでしょうね。。

                  さて、このREDMAGですが、カメラにセットすると、全てがカメラ内に格納されるのではなく、先っぽが出たままです。
                  記録中に手があたったりしても大丈夫かと思ってしまいます。
                  また、ほこりも直接侵入します。
                  従来のカムコーダーで、記録メディアが飛び出したまま、なんてものは無かったので、ちょっとギョッとします。
                  しかし、この飛び出したところにREDのロゴが見えるようになっているのは、さすがの演出です。



                  また、REDMAGを引っこ抜くときは、必ずメニューからUnmountしないと、記録したファイルが認識されなくなってしまう可能性があります。
                  ソニーのXDCAMなどのようにサルベージ機能があるわけではないので、本当に注意が必要です。
                  私は安全のため、必ずカメラの電源をOFFにして引っこ抜いています。
                  このあたり、見かけはヘビーデューティーなのに、気を使う部分です。

                  撮影したREDMAGは、専用のリーダー、RED STATIONでPCとつなげますが、これについては、次回説明しましょう。


                  SCARLET-Xの組み立て(4) バッテリーとACアダプター

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                    SCARLET-X AL CANON MOUNT COLLECTIONには、REDVOLTというバッテリーが2個、そのチャージャー(トラベルチャージャーという名前です)、そしてACアダプターが付属しています。





                    ただ、どうやらSCARLET-Xは結構パワーを食って、バッテリーの持ちが良くないということらしいので、とりあえず1個追加し、トータル3個としました。
                    RED VOLTは3個の緑のLEDが付いており、残量により点灯するLEDの数が変わります。
                    フルチャージでは3個点灯します。

                    後日、SCARLET-Xを使ってみた感想では、やはりバッテリー残量はみるみる減っていきます。
                    バッテリー残量は%でLCDスクリーンに表示されますが、通電していると、それこそ30秒に1%程度の速さで減っていきます。

                    マニュアルを見てみると、以下のような記述がありました。

                    POWER CONSUMPTION

                    The camera draws approximately 60 watts when recording in 4K resolution, 24fps MOVIE mode. The camera is cooled by convection from the camera body assisted by a fan contained in a sealed air duct.

                    Under typical operating conditions, a REDVOLT® XL 90Wh battery will run the camera and accessories for about 90 minutes. A REDVOLT® 30Wh battery will run the camera and accessories for about 30 minutes.

                    これによると、REDVOLT(30Wh)では約30分しか持たないということです。。
                    バッテリー4本持っていても2時間しか撮れないのです。。

                    カメラの消費電力が60Wということですが、ソニーのF55やキヤノンのC500が25W程度と比べると、ダントツの大きさです。
                    SCARLET-Xの消費電力が、マニュアルのみにひっそり書かれている理由が分かる気がします。。

                    さて、トラベルチャージャーは、REDVOLTをチャージするだけの機能で、ソニーXDCAMやパナソニックP2用バッテリーチャージャーのように、ACアダプターの機能を合わせ持ってはいません。
                    そのため、ACアダプターは別に用意されているのですが、これがまた大きく重いのです。。

                    一人撮影のカメラマンにとっては、機材は少なく、軽いほうが良いので、是非バッテリーの持ち(=カメラの消費電力)は改善してほしいところです。

                    SCARLET-Xの組み立て(3)

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                      次は、モニターを取り付けます。
                      私が購入したのはRED TOUCH 5.0" LCDというLCDモニターです。
                      これはSCARLET-X AL CANON MOUNT COLLECTIONというセットに含まれているものです。
                      モニターディスプレイには同じような形をした9"のものもありますが、コンパクトさや重量から考えて、5"のもので十分と考えました。

                      これはタッチスクリーンになっており、全てのオペレーションはタッチスクリーンからも行えます。
                      メニューは分かり易いもので、これはこれで使い易いのですが、後述するフードを付けると、タッチスクリーンでの操作はやり難くなるので、やはりサイドハンドルでの操作がやり易いように思います。

                      モニターはBRAINと同じダンボールの箱に入っており、BRAINと同じ感じの化粧印刷がされています。



                      箱内には、BRAINとモニターを接続するケーブルとネジおよび六角レンチが付属しています。
                      ところで、これにもマイクロファイバー製の布袋が付属しているのですが、サイドハンドル同様、いちいち取り外して袋に入れて保管することを想定しているのでしょうか??
                      再び、良く分かりません。



                      このモニターをBRAINの上部にネジ止めします。



                      と、このような感じになります。

                      モニターは前後左右に角度調整することができます。
                      ここで、後ろに倒す場合、注意が必要です。
                      後ろにずっと倒してくると、モニタ画面がBRAINに接触するところまで倒す(畳む)ことができますが、うっかりしていると、モニターのガラス面がブレインにあたってしまい破損してしまいます。

                      これはREDに強く改善をお願いしたい点です。
                      ガラス面がBRAINに接触する前にストッパーで止まるようにするなど、何か対策がほしいところです。
                      私は、モニターを畳むときには、モニターの前面にクッションを挟んでいます。
                      ただ、これもフィットする大きさのものがなかなか無かったり、ずれたりしますので、例えば、簡単に装着できるモニタープロテクトクッションなどを付属すると、喜ばれるのではないでしょうか。
                      少なくとも、マイクロファイバーの袋よりは役に立つと思うのですが。。

                      なお、撮影時、このままでは、屋外の日光下では見難いので、フードを自作しました。
                      REDはいろいろなアクセサリーを揃えているのですが、モニターフードは無いようです。
                      探したところ、フードマンというサードパーティーメーカーがRED用のフードを発売しています。($69.99)

                      http://www.hoodmanusa.com/products.asp?dept=1062

                      日本ではKPI(ケンコーデジタルイメージング)社がフードマンを取り扱っています。

                      http://www.kenko-pi.co.jp/2013/03/22/Hoodman_catalog_A4.pdf

                      が、自作してみることにしました。
                      これについては、後日報告したいと思います。

                      ところで、このLCDモニター画面、かなり映り込みがあります。(泣)
                      いまどきのカムコーダーやパソコンのディスプレイは映り込みを極力抑えられており、モニター画面が見難いということはほとんどありませんが、このモニターでは映り込みが目立ちます。
                      この点も改善してほしいポイントですね。

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